ブログ読者の皆様、こんにちは!
ブログ保守管理者のみらいです。本HPの保守管理人です。
伊東睦美ピアノ教室の401番目の弟子でもあります。
(ポンコツ生徒ですが、ピアノ再開しようかな?いつの日か幻想即興曲が弾けるようになりたい・・・)
4月13日火曜日、本日の諏訪地方はあいにくの曇り空、
おそらくこれから雨となるでしょう・・・
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
春の嵐のつれづれに、ピアノ学習では欠かせない作曲家のピアノ曲をご紹介したいと存じます。
本日は、フランツ・リストさんをご紹介したいと思います。
当時のピアニストの中でも卓越した超絶技巧の持ち主で、「ピアノの魔術師」「史上最高のピアニスト」といわれています。
フランツ・リスト(ドイツ語: Franz Liszt)、もしくはリスト・フェレンツ(ハンガリー語: Liszt Ferenc、1811年10月22日 – 1886年7月31日)は、王政ハンガリー出身で[1]、現在のドイツやオーストリアなどヨーロッパ各地で活動したピアニスト、作曲家。 リスト。
ピアニストとしては演奏活動のみならず、教育活動においてもピアニズムの発展に貢献をした。また、作曲家としては新ドイツ楽派の旗手、および交響詩の創始者として知られる。ハンス・フォン・ビューローをはじめとする多くの弟子を育成した。 (wikiより引用)
ちょっとイケメンな肖像画です。
それもそのはず、当時のヨーロッパではたくさんの女性ファンがいて
ファンクラブが結成されるほどのアイドルだったそうです。
彼のコンサートで若い女性は感激のあまり「失神」しただとか・・・
こんな感じだったそうです・・・ いいな、私も一度でもいいからこんなにモテてみたい・・・
特に次の曲は、ピアノを習う人のあこがれの曲で知らない人はいないくらい有名だと思います。
1,パガニーニによる大練習曲「ラ・カンパネラ」第3番
弾いているのは、2000年のショパンコンクール優勝者のユンディ・リさん
とても緊張感のあるかっこいい演奏です。瞬発力と爆発力がすごい。
2、「愛の夢」第三番
アルトゥール・ルービンシュタインさんによる演奏。
言わずと知れたピアノ界の帝王、89歳まで現役だったとのことです。
古い録音ですが、とても情熱的で美しい演奏です。こんなにも深い愛があるのでしょうか?
※ 日本のピアニスト上原彩子さんによる演奏
この映像は、1990年代のNHKピアノ講座の一コマです。
まだ14歳の上原彩子さん、とても素敵な演奏ですでにプロの領域です。
この曲、弾きたいな、大好きな曲の一つです。
どなたか生徒さん、発表会で弾かないかな?と期待しています。
3、メフィストワルツ 第1番
F.Liszt Mephisto Waltz No.1 (complete) (Ayako Uehara)
上原彩子さん、すっかり大人の美しい女性となられました。
とても迫力のある素敵な演奏ですね。
この機会にリストさんのお人柄と生涯に触れてみたいと思います。
リストさんの生涯 左から少年期→青年期→壮年期→老年期となっています。
ハンサムでイケメンだったリストさんは、性格は明るく外交的で、面倒見がよく、多くの弟子を取り惜しみなく後進の育成をしました。
同時代を生きたリストとショパン、交友関係がありましたが、リストのほうではショパンを友達だと思っていたようですが、ショパンはリストの音楽性をあまり評価していなかったようです。
ピアノの詩人 F・F・ショパン
内向的な性格でほとんど弟子をとらなかったそうです。
リストの愛人マリー・ダグー夫人からは「牡蠣のような性格」と手紙で評されいてます。
彼の音楽は唯一無二のものですが、いささか冷たい打ち解けない性格のようで、お友達にするなら断然リストさんのほうがいいです。飲み会しても楽しそう♪
それはともかく、
青壮年期の色恋にも疲れ、晩年はローマの修道院で宗教生活に入ったそうですが、心の安らぎを信仰生活に求めたのも、なんとなくわかるような気がします。
音楽評論家の故遠山一行さんは、リストのことを次のように評しています。
「リストは、その活動的な姿勢と広い知性、さらにピアニストとしての超絶的な能力によって、国際的な名声を得たが、その作品は華やかな技巧性と色彩性に加えて、(中略)、当時の音楽に大きな影響を与えた。彼のピアノの弟子は数百人にのぼると言われ、その中から多くの第一線のピアニストが生まれたが、近代のピアノ音楽は彼の影響なしには考えられないのである」と。
引用:「ヨーロッパ近代クラシック音楽史 ロマン派のはじまりとその終焉」
故遠山一行さんは、大変著名な音楽評論家でした。
遠山 一行(とおやま かずゆき、1922年7月4日 – 2014年12月10日)は、日本の音楽評論家、実業家である。日興證券会長遠山元一長男。
奥様の遠山慶子さんは大変著名なピアニストで(フランスピアノ界の巨匠アルフレッド・コルトーさんのお弟子さん)つい先月の29日にお亡くなりになりました。
遠山 慶子(とおやま けいこ、1934年3月25日 – 2021年3月29日)は、日本のピアニスト。旧姓藤村。主にモーツァルトやフランス近代音楽の演奏で知られる。東京府出身。
この場をお借りして謹んでお悔やみ申し上げます。
本日は「ピアノの魔術師」フランツ・リストをご紹介しました。
大好きな作曲家の一人ですが、直接お会いしたことはもちろんありませんが、文献から垣間見える彼の人となり、とっても器の大きな男性だったのではないかと想像しています。
リストは異性にもモテモテだったようですが、同性のお友達もたくさんいたのではないかと想像されます。
いいな、このような人物。私も惜しみなく後輩の育成をしたい。
本当に尊敬に値する人物です。
ピアノ演奏にあたり、作曲者とその時代の背景などにも着目し思いを巡らせてみることもまた、音楽の楽しみの一つかもしれませんね。
まとまりませんが、以上とします。
引き続きよろしくお願いいたします(^^)!
(文責:行み)